Surface Pro4のWifiが断続的に切れる不具合

Surface Pro4を導入したところ,Wifiが繋がったり切れたりを繰り返すトラブルに見舞われています.症状としては,起動直後はインターネットにもつながる → 少し経つとタスクトレイの無線インディケーターに!が表示されてインターネットに繋がらない → IPアドレスが自己割り当てアドレスになっている,というものです.

有線LANの接続口がないため,Wifiがつながらないと全くもって使いものになりません.仕方なくUSB-Ethernetのアダプタを購入しましたが,持ち歩けないならデスクトップを買いますよね.それなりの値段するんだし・・・

調べてみるとSurface Pro3の時代から世界中で同種のトラブルが起きているようです.そこで,提示されていた解決策を片っ端から試してみました.以下は解決につながらなかった作業の一覧です.

  • 「ネットワークが名前 (SSID) をブロードキャストしていない場合でも接続する」をオンにする.
  • Marvell AVASTAR Wireless-AC Network Controllerの詳細設定でBandを2.4Ghzに固定する.
  • Marvell AVASTAR Wireless-AC Network Controllerのドライバーを削除して再起動し,ドライバを当て直す.
  • HyperVを不可にする.
  • RegeditでHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\mrvlpcie8897 の “TXAMSDU” の値を 1 から 0 にする.
  • ネットワークドライバーのバージョンをひとつ前の15.68.9032.47にリバートする.

で,最終的に不具合を解消できたのは,下記の解決策でした.

  • Marvell AVASTAR Wireless-AC Network Controllerのドライバーを15.68.3073.151(このバージョンまでは確実に動くという報告があった)にリバートする.

古いドライバなんてできれば使いたくないわけですが,ネットにつなげないタブレットなんて重い下敷きなわけで.

しかし,インターネットに接続するまでにこれほどユーザに手間をかけさせ,こんな重大な不具合を長期間に渡って改善できていないというのはどうなんでしょうかねえ.

2016/05/26 追記

2016/05/24にHardware Updatesが発行され,新たなMarvell Wireless-AC Network Controller driver バージョン15.68.9040.67が配布されています.このバージョンが自動更新でインストールされましたが,問題なく動いているようです.